令和5年 地価公示が公表されました
令和5年の地価公示(令和5年1月1日現在)が、先月末に国土交通省より公表されました。
地価公示とは、全国26,000地点に標準値を設定し、
その年の1月1日現在の標準値の価格を国土交通省が公表するものです。
国や都道府県が公表している固定資産税評価額や路線価等は、
実際の市場価格と乖離しているケースがほとんどですが、
公示地価は「正常な価格」と表記され、
実際の取引価格に近い価格を不動産鑑定士2名以上が出してから設定しております。
新型コロナウイルスの影響で3年前には一度下がったものの、
今年の公示地価は全国平均で2年連続で上昇、その上昇幅も上がっております。
表1
表1が、三大都市圏・地方圏・全国における令和4年・令和5年の各変動率を示したもので、
どこのエリアも、令和4年(令和3→4年)は微増(もしくは微減)だったものが、
令和5年(令和4→5年)は上昇幅が上がっており、東京圏においては、
住宅地・商業地は約3~4倍となっております。
表2
表2は、東京圏の上昇率をより詳細にしめしたもので、
東京都区部で3.4%(都心部では4.1%)、神奈川県で1.4%、埼玉県で1.7%、
千葉県で2.6%となっております。
不動産市況の一般的な流れとして、中心部(都心部)での価格上昇を受け、
その影響が同心円状に郊外(神奈川・千葉・埼玉)へ広がります。
都心部の上昇はまだ続いており、
その影響を周辺エリアも受けて上昇していく市況はまだ続くことが予想されております。
ご自宅の近くの地価公示も、インターネットで検索すれば詳細をご覧いただけますので、
是非ご覧くださいませ。
ご不明な点がございましたらお気軽にご連絡ください!
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