あなたのマンションは大丈夫?修繕積立金に関する国交省指針ガイドライン

あなたのマンションは大丈夫?修繕積立金に関する国交省指針ガイドライン

マンションの購入を検討する際に、住宅ローンとは別に毎月かかってくるのが、

管理費・修繕積立金・駐車場代です。

その中でも修繕積立金は、マンション全体で積立を行い、

12~15年毎に行われる大規模修繕工事やエレベーターの改修工事等に当てられます。

マンションの老朽化を防ぎ、資産価値を維持するために非常に重要なものですが、

つい購入する際には、「月々が安いからラッキー」くらいの感覚で見られがちです。

新築時には安く設定されていることが多く、

築15年、築30年と経過した際の大規模修繕時に積立金が足りず、

マンション全体で借入を起こし、所有者に一時金の負担や月々の支払を3倍4倍にするなどで

対応しているマンションも多数あります。

そういった中で、2011年4月に国土交通省が発表した

「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」が制定され、

建築費の高騰等から昨年2021年9月に改定版が発表されました。

それによると修繕積立金の月平均額は下記の通りとなっております。

【地上階数と建築延べ面積】【月平均額(1㎡当たり)】 

20階未満・5,000㎡未満   235円~430円

20階未満・5,000~1万㎡   170円~320円

20階未満・1万~2万㎡    200円~330円

20階未満・2万㎡以上    195円~325円

20階以上         240円~410円       

最近、ほとんどのマンションで30年前後の将来を見据えた「長期修繕計画」を策定しています。

既にマンションをお持ちの方は、マンション管理会社に問い合わせれば取得できますので、

一度ご確認した方がいいかもしれません。

これからマンションをご検討される方は、間取りや立地だけではなく、

そういったソフト面の検討もすることをお勧めいたします。

「具体的にご検討されているマンションがあるけど大丈夫かな?」等ございましたら、

我々の方でも調べることが出来ますので、お気軽にお申し付けくださいませ!

FacebookTwitter

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

首都圏中古マンション、18ヵ月連続で在庫増加
不動産2023.09.09

首都圏中古マンション、18ヵ月連続で在庫増加

アメリカ住宅ローン金利5%に高騰と日本の住宅ローン金利
不動産2022.04.20

アメリカ住宅ローン金利5%に高騰と日本の住宅ローン金利

相続土地国庫帰属制度、帰属248件に!
不動産2024.06.11

相続土地国庫帰属制度、帰属248件に!

空き家等対策の推進に関する特別措置法の改正
不動産2023.07.10

空き家等対策の推進に関する特別措置法の改正

小池都知事、2025年4月から太陽光パネル義務化の方針表明
不動産2022.09.20

小池都知事、2025年4月から太陽光パネル義務化の方針表明

住宅ローン金利「6年ぶり高水準」
不動産2022.02.20

住宅ローン金利「6年ぶり高水準」