新築一戸建て平均価格下落(4か月ぶり)、 中古マンション平均成約価格上昇(25か月連続上昇)

2022年5月の不動産市況はコロナ禍の上昇市況に少々陰りが見え始めております。
不動産データバンクである、東京カンテイによると、2022年5月の首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)における、
新築小規模一戸建ての平均価格は、前月比-0.7%の4,095万円と4か月ぶりに反転下落に転じました。
以下、首都圏の平均価格、前月比です。都県別で見ると、東京以外の地域でマイナスに転じております。
一方で、東日本不動産流通機構によると中古マンションの2022年5月の平均成約価格は
前年同月比で9.5%上昇しており、上昇は2020年6月から24か月連続を維持している状況です。
これらのデータから、中古マンションの価格上昇は続いているものの、
新築戸建ては東京都以外の郊外エリアで徐々に価格が落ち着き始めていることが見え始めております。
また、成約件数は、
2022年5月に2,877件と前年同月比-12.7%(マンション戸建て含む、東日本不動産流通機構による)と
大幅に下がっており、5か月連続で前年同月を下回っているというデータもあります。
コロナ禍となってから2年半が経過し、
在宅ワーク等を起因とした広い家への住み替え需要がひと段落したことが考えられます。
戸建てに関しては、建築費の上昇がダイレクトに価格に影響されますが、
現段階では目に見えた価格上昇は少なく、
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