出産で医療保険は給付される??

今回は、以前コロナによる給付事例にてご好評を頂いた、医療保険の給付事例についてご案内致します。
大前提として、医療保険は、病気や怪我をして入院・手術を行った際に給付金が支払われます。
ではタイトルにある出産は、病気や怪我に該当するのでしょうか??
答えは「該当しない」です。
通常私たちは、国の健康保険に加入している為、病院の治療費は3割の自己負担で済んでいますが、
出産についてはこの3割負担に該当せず、病院ごとの自由診療になる為、
患者の10割負担となります。
ですが出産については、その全てを自己負担する必要はなく、
国から42万円の出産一時金の給付がされる為、
実際に掛かった費用からこの42万を引いた金額が、自己負担額となります。
地域や病院によって出産費用も大きく変わってくるので、
どの位の費用が掛かるのか、事前に調べておくのも大切ですね。
そして医療保険については、自由診療による治療は基本的に給付対象外となります。(美容整形手術なども同様)
正常分娩であれば、上記の10割負担となるので医療保険の対象にはなりませんが、
「医療行為」が少しでも入れば給付対象となります。
この医療行為とは、「会陰切開・縫合」「陣痛促進剤の使用」「吸引分娩」などが該当します。
これらの医療行為は、出産時にはかなり高い確率で発生する為、医療保険の給付対象となる可能性も高いです。
万一の備えとして加入している医療保険。
本当は請求出来るのに知らなくて出来なかった…という事の無い様に、
「これは給付になるかな??」と思ったらお気軽にご相談下さい。
また、4月には各社の医療保険が大きく改定される為、
保障を同じくしつつ保険料が下がる場合もありますので、
その際はお声掛けをさせて頂ければと存じます。
お困り事がございましたら、いつでもお気軽にお申し付け下さい。
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