住宅ローン金利「6年ぶり高水準」
先月、アメリカの中央銀行である連邦準備制度理事会が利上げに向かうことを発表。
金融緩和を縮小する動きは世界的に加速しています。
この影響は日本の住宅ローンにも。
大手などがそろって、10年固定型の基準金利引き上げを発表。
三菱UFJ銀行、三井住友銀行はそれぞれ0.1%、みずほ銀行は0.05%の引き上げ。
3大メガバンクとしては、約6年ぶりの高水準となります。
連邦準備制度理事会は3月以降も年内に数回の利上げを行うと予告しています。
これから不動産購入を検討している方は固定金利と変動金利のどちらを選べば良いのでしょうか。
そもそも固定金利は10年物の国債の利回り、つまり市場に連動します。
一方、変動金利は日銀の方針で決まるところがあるので、
その動向をいかに予想するかがポイントになります。
現在の金利水準は超低金利!ネット銀行の場合だと最大優遇で0.3%を切る銀行もあり、
現在の固定金利水準の1.35%とは約1%も差が出ています。
変動か固定かの判断基準は現在の変動金利水準が今の固定を超えるかどうか、
そして超える場合でも借入から何年後に超えるかがポイントになります。
平成21年以降、変動金利水準はずっと上がっておらず、変動金利を選ぶ方の割合も増えてきました。
いきなり金利を上げると住宅費の負担が増え、経済にお金が回らなくなるため、
実情として金利を上げにくいというのもあるかと思います。
変動金利の上昇のタイミングが来るとすると、インフレの波が日本に押し寄せてくる時か、
来年4月の黒田総裁の任期満了で変革が起こった時ではないでしょうか。
個人的には今は変動金利がお勧めですが、
現在の金利から少し金利上昇したとしてもゆとりのある返済ができる借入額に設定しましょう。
金利論争やお勧めの銀行のお話など、ここでは書き切れない内容を熱く語れますので、
知りたい方は是非お気軽にご相談ください!
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