自動車保険の人身傷害保険について

お車を運転される方は「人身傷害保険(特約)」という言葉をお聞きになったことがあると思います。
「人身傷害保険(特約)」とは、保険に入っている方及びそのご家族が自動車事故で死傷した場合に、
保険金が支払われる補償です。
実は停止中の追突事故のような場合を除いて、過失割合が10対0になることは珍しく、
相手方に大きな非がある場合でもなかなか損害額の全額は補償されません。
そんな時、過失割合に関わらず所定の要件を満たせば支払われるのが人身傷害保険です。
弊社のお客様でこんなケースがありました。
公園で遊んでいたお子様が道路に飛び出し、走ってきた車と衝突してしまったのです。
幸い大きな怪我はありませんでしたが、一時は騒然となったそうです。
歩行者対車の事故でしたが、運転手側は回避が困難だったということで
過失割合は3(歩行者)対7(車)となりました。
つまり車側から支払われる賠償額は治療費等の7割までとなり、3割は補償されません。
あってはならないことですが、もしこの時にお子様に大きな怪我や後遺症が残るようなことがあれば、
大変な事態となっていました。
実は「人身傷害保険(特約)」は、
今回のような車に搭乗していない場合の事故も補償対象にすることが可能です。
『搭乗中のみ』か、『搭乗外も可』なのか、
小さなお子様がいらっしゃるご家庭では是非保険証券を確認してみてください。
普段どれだけ気をつけて生活していても、今回のケースのように、
思わぬ事故に巻き込まれてしまう可能性もゼロではありません。
万が一の際に「こんなはずじゃなかった・・」とならないよう、
定期的に保険の内容を確認されることをおすすめします。
もしご不明点があればお気軽にご相談ください。
弊社以外でご加入中の保険に関しても、フラットな目線でアドバイスをさせていただきます。
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