2022年のマンション価格の考察

東京カンテイによると2021年11月の首都圏中古マンション価格は、
千葉県を除くエリアでプラスを示したことから、前月比+1.4%の4,419万円と7ヵ月連続で上昇しました。
都県別で見ると、東京都では+1.0%の5,971万円と17ヵ月連続プラス、
神奈川県(+1.2%、3,284万円)や埼玉県(+0.7%、2,689万円)でも上昇傾向で推移しており、
いずれも前年同月比は二桁プラスを維持しています。
過去6年で考えると都心6区の平均では約6,200万円から約9,170万円と150%近い値上がりをしていることになります。
アベノミクス以降都心部のマンション価格は値上がりを続け、
6年前に購入をしている人の殆どが利益を出している状況で、
これまでに不動産を購入している方は勝ち組といえるでしょう。
この市況がいつまで続くかは分かりませんが、
現在の市況で土地を取得しているデベロッパーが新築マンションを販売するのはまだまだ先であり、
建築費の上昇・土地取得価格の上昇を踏まえると、
しばらくは新築マンションの価格向上は続きそうです。
現に新築マンションの平均価格が平均年収の何倍かを示す「年収倍率」は、
一昨年で全国平均で8.4倍、東京都では平均年収596万円に対し、
マンションの平均価格は7989万円と13.4倍となりました。
また、不動産経済研究所の2022年の市場予測では「住宅ローン控除の影響は限定的」と見ており、
まだまだ積極的な購入姿勢の変わらない市況となりそうです。
いつか下がると考える方も多いかと思いますが、日本の不動産価格は海外と比べてまだまだ割安となり、
コロナ禍が収まることで海外のインバウンド層の購入需要も増えることも予想されます。
先行きは誰にも分かりませんが、不動産購入は若ければ若いほど有利です。
いつか購入をしたい方は早い時期に購入を検討するのも良いのかもしれません。
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